(税務考察)キャッシュ・アウトにより譲渡した株式の上場株式等該当性の判断基準

1 はじめに  株式公開買付(以下、「TOB」という。)の成立後にTOBの対象会社をTOBの買付者(支配株主)の完全子会社とするために、支配株主がTOBに応じなかった少数株主(本稿では個人株主を前提とする。)の保有する株式を強制的に取得してその取得の対価として金銭を交付するキャッシュ・アウト(スクイーズ・アウトとも呼ばれる。)が行われることがある。  上場株式等の譲渡とそれ以外の非上場株式等である一般株式等の譲渡については、それぞれ分離して課税所得を計算し相互の損益通算はでき

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